標的型メール訓練の49サービスを比較
自社に合う
標的型メール訓練は?
訓練サービスは「自社で運用するか、任せるか」「年に何回やるか」「教育までやるか」で、合うものが大きく変わります。各社の公式サイトで確認した情報を、同じ軸で並べました。
目的別のおすすめ標的型メール訓練3選
従業員300名・教育が料金に含まれるサービスで
得になる課金方式は、回数で変わる

「気づいて、報告できる」社員を育てる
標的型メール訓練とは

本物に近い攻撃を、安全に体験できる
実際の攻撃メールをまねた訓練メールを、予告なしに従業員へ送ります。リンクを押す、添付を開くといった行動を記録し、組織のどこに弱点があるかを数字で把握できます。

引っかかった直後の教育で、知識が残る
訓練メールで引っかかった人に、その場で「種明かし」と教材を案内できるサービスもあります。自分ごととして学べるタイミングで教育することが、次の攻撃に気づく力につながります。

「開かない」だけでなく「報告する」習慣がつく
不審なメールを情報システム部門に報告できたかまで測れるサービスもあります。報告が早いほど、本物の攻撃が来たときに組織全体で被害を抑えやすくなります。

結果を、社内の報告や監査の資料に使える
訓練の実施記録や結果のレポートは、経営層への報告や、情報セキュリティの規程・監査への対応の資料として使えます。何をどこまで記録できるかはサービスによって違います。
“成功する”標的型メール訓練サービスの選び方
訓練サービスは、料金の安さやテンプレートの数だけで選ぶと、「運用が回らない」「教育まで手が回らない」といった失敗につながります。選ぶ前に押さえたいポイントを、成功例と失敗例で紹介します。
目的を決めてから調べる
「監査のために年1回やりたい」「報告の習慣まで作りたい」など、訓練で何を達成したいかを先に決めてから候補を調べます。
1年間の運用をイメージする
誰が配信・集計するのか、年に何回やるのか、教育をどうするのかを想像し、運用の形と料金に含まれる範囲を確かめます。
無理なく続けられる
自社の体制に合った形で、訓練→教育→振り返りを毎年くり返せます。
「とりあえず送れればいい」で決める
目的を決めないまま、目についたサービスに申し込んでしまいます。
料金の数字だけで比べる
訓練メールの料金だけを見て、教材・集計・報告書を別に用意する手間やお金を見落とします。
1回で止まってしまう
担当者の負担が大きく、教育や振り返りまで手が回らず、訓練が続きません。
選ぶカギは「運用の形」と「料金に含まれる範囲」
訓練サービスには、自社で管理画面を操作する「ツール型」と、提供会社が配信・集計を代行する「配信代行型」があり、両方を選べるサービスもあります。また、教育コンテンツ・報告機能・報告書が料金に含まれるかどうかで、実質の費用と担当者の手間は大きく変わります。
目的別のおすすめ
標的型メール訓練3選
調査した49サービスから、よくある3つの目的ごとに、条件を公開情報で確認できたサービスを紹介します。
報告できる組織まで
作りたいなら
情報漏えい防ぐくん
注目ポイント
・送った通数に応じて払う。ユーザー数は料金に関係しない
・報告ボタン(Microsoft 365・Google Workspace)と報告率の集計
・ツール利用と配信代行のどちらも選べる
比較のために紹介しています。当サイトは同社から報酬を受け取っていません
テンプレートの多さと
料金のわかりやすさなら
SPC 標的型メール訓練
注目ポイント
・テンプレート約360種類(同社発表、2026年4月時点)
・プラン別の料金を公式サイトで公開
・ツール型と運用代行の両方
比較のために紹介しています。当サイトは同社から報酬を受け取っていません
まずは無料で
試したいなら
TrapFeel
注目ポイント
・「じぶんで訓練プラン」は対象者500名まで無料(同社の公式サイトによる)
・有料の「おまかせ訓練プラン」もあり
・教育コンテンツは別料金
【選定条件】2026年9月25〜26日に、各社の公式サイト・公式資料で49サービスを同じ方法で確認。①は「メール画面のボタンで報告できる」「報告率が自動で集計される」「教材・テストが追加料金なし」の3条件をすべて確認できた3サービス(情報漏えい防ぐくん、セキュリオ、Microsoft Defender)のうち、当サイトの広告主の商品を紹介しています(ほかの2サービスは下の詳細で紹介)。②はテンプレート数とプラン別の料金を公開しているサービス、③は期間の制限なく無料で使えるプランがあるサービスです。公開情報で確認できなかったサービスが、条件を満たさないという意味ではありません。全サービスの確認結果
「気づいて報告できる組織」まで作りたいなら
情報漏えい防ぐくん
● 送った通数に応じて払う方式で、ユーザー数は料金に関係しない
● 報告ボタンと報告率の集計に加え、訓練直後の教育まで1つで行える
年1〜2回の訓練なら
無駄が出にくい通数課金
ツール利用プランは1通300円(税別)から。送った通数に応じて払うので、訓練の回数が少ない会社でも、人数×月額の方式のように使わない月の費用がかかりません。回数を増やしたい場合は、配信し放題プランも相談できます。
別途初期費用あり(金額は見積もりで案内)。最低100通・利用開始から1年間。余った通数は翌年に繰り越せません。
「報告できたか」まで測れる
報告機能
従業員はメール画面の「防」ボタンで不審メールを報告でき、訓練結果には報告した人数と割合が自動で集計されます。Microsoft 365 と Google Workspace に対応し、どちらも使えない環境ではメールの転送で報告できます。業務中に届いた不審メールも管理画面に集まり、添付ファイルは自動でウイルスチェックされます。
見てもらえる
マンガ・動画の教材
動画19本・マンガ25本・資料2本(2026年8月時点)。動画は3〜7分ほど、マンガは6〜12ページで、専門用語より「危機感」を伝える内容です。訓練で引っかかった人を、その場で教材とテストへ自動で案内でき、未受講の人にはリマインドを送れます。
画像は情報漏えい防ぐくんの画面・教材の例です(提供:株式会社サイバーセキュリティバンク)。実際の画面とは異なる場合があります。
運用の形
● ツール利用:管理画面で自社が配信(注文から最短3営業日で利用開始)
● 配信代行:CS担当が設定・配信・集計を行い、報告書まで納品
訓練の種類
リンク型(偽のログイン画面・サポート詐欺などの画面)/QRコード/添付ファイル型(マクロあり・なし、PDF、PowerPoint)/Emotet型(パスワード付きZIP)/訓練メールへの返信の検知
同じ3条件を満たすサービスとの比較
| 情報漏えい防ぐくん(広告) | セキュリオ | Microsoft Defender | |
|---|---|---|---|
| 報告ボタン | Outlook・Gmail | Outlook・Gmail | Outlook(Microsoft 365) |
| 料金の公開 | 1通300円(税別)〜(ツール利用。別途初期費用) | 公式サイトでは非公開(3プラン) | Microsoft 365 E5 などに含まれる |
| 料金の方式 | 通数に応じて払う(ユーザー数は関係しない) | 公開情報では確認できず | ユーザーごとのライセンス |
| 運用の形 | 自社で運用・配信代行 | 自社で運用 | 自社で運用 |
| 教材 | 動画19本・マンガ25本・資料2本 | スライド・動画・マンガ(教材一覧に169件) | トレーニングモジュール |
| 無料で試す | 2週間・10名まで | 7日間 | 90日間の試用版 |
確認日:2026年9月26日(各社の公式サイト・公式資料)。セキュリオ・Microsoft Defender は比較のために紹介しており、当サイトは両社から報酬を受け取っていません。
公式サイトへ移動します。当サイトに資料請求・お申し込みの入力フォームはありません。
テンプレートの多さと料金のわかりやすさで選ぶなら
SPC 標的型メール訓練
株式会社ソースポッド / 比較のために紹介しています。当サイトは同社から報酬を受け取っていません
テンプレート約360種類
同社発表(2026年4月時点)。ClickFix型やビジネスメール詐欺型の訓練も公開情報で確認できます。
プラン別の料金を公開
通数プランは100通で年額36,000円(初期費用30,000円)から。無制限プラン・運用代行プランもあります(税別)。
報告率も集計
受信メールの転送やWebフォームで報告でき、報告率も集計されます。教育は別契約のオプションです。
確認日:2026年9月26日(同社の公式サイト)。約1か月の無償評価あり。詳しい情報 公式サイトを見る ↗
まずは無料で試したいなら
TrapFeel
株式会社SCC / 比較のために紹介しています。当サイトは同社から報酬を受け取っていません
500名まで無料のプラン
「じぶんで訓練プラン」は対象者500名まで無料(同社の公式サイトによる)。メールアドレスの登録だけで始められます。
任せるプランもある
「おまかせ訓練プラン」は1回9.8万円から。プランによって報告書の内容が変わります。
教育は形式を選べる
講義・eラーニング・動画などから選べます。教育コンテンツは別料金です。
確認日:2026年9月26日(同社の公式サイト)。詳しい情報 公式サイトを見る ↗
標的型メール訓練サービス49件の比較
各社の公式サイトで確認した「運用の形」「料金体系」「教材」「報告ボタン」を並べました(五十音順)。
| サービス名 | 運用の形 | 料金体系 | 教材の形式 | 報告ボタン |
|---|---|---|---|---|
| IIJ 標的型メール攻撃訓練 | 配信代行型 | 要問い合わせ | 公開情報では確認できず | 公開情報では確認できず |
| IRONSCALES | ツール型 | 要問い合わせ | 公開情報では確認できず | 公開情報で確認できた |
| ALSOK 標的型攻撃メール訓練 T3 | ツール型 | 組み合わせ | 動画 | 公開情報では確認できず |
| アルファネット 標的型メール訓練サービス | 配信代行型 | 通数課金 | 動画 | 公開情報では確認できず |
| インフォメーション・ディベロプメント 標的型攻撃メール訓練サービス | 公開情報では確認できず | 要問い合わせ | 教育講座(オプション)・事後アンケート | 公開情報では確認できず |
| AironWorks | 両方 | 要問い合わせ | 公開情報では確認できず | 公開情報では確認できず |
| SCSKセキュリティ 標的型メール訓練 | 公開情報では確認できず | 要問い合わせ | 公開情報では確認できず | 公開情報では確認できず |
| SPC 標的型メール訓練 | 両方 | 組み合わせ | 動画(レクチャー)・動画(ケーススタディ)・クイズ・テスト(理解度チェック)・PDF・画像 | 公開情報では確認できず 転送で報告 |
○=公開情報で確認できた ?=公開情報では確認できず(2026年9月26日確認。機能がないという意味ではありません)
標的型メール訓練で得られる効果とは?
標的型メール訓練は、攻撃をまねたメールを従業員に送り、反応を記録して教育につなげる取り組みです。技術的な対策をすり抜けたメールに、最後に気づくのは人だからです。
組織の弱点が数字でわかる
部署や役職ごとの開封率・リスクのある行動の割合がわかり、重点的に教育する対象を決められます。
体験を通じて考えられる
実際に引っかかりそうになった体験は、座学とは違う形で、見分け方を考えるきっかけになります。
報告の流れを確かめられる
不審なメールを誰に、どう報告するかを、訓練の中で実際に試せます。
取り組みを記録に残せる
実施日・対象・結果を記録し、社内への報告や規程・監査への対応に使えます。
それぞれの用語の違い
標的型メール対策 4つの方法の比較
標的型メールへの対策は、1つの方法だけでは十分ではありません。技術の対策と人の対策を組み合わせることが大切です。
| メールの フィルタリング | 端末の対策 (EDRなど) | 集合研修・ eラーニング | 標的型メール 訓練 | |
|---|---|---|---|---|
| 概要 | 怪しいメールを受信の段階で止める | 感染した端末を検知・隔離する | 攻撃の手口や見分け方を学ぶ | 攻撃をまねたメールを送り、行動を記録して教育する |
| メリット | 多くの攻撃を人に届く前に防げる | 感染後の被害の広がりを抑えられる | 全員に同じ知識を伝えられる | 実際の行動と弱点が数字でわかる |
| デメリット | 巧妙なメールはすり抜けることがある | 感染そのものは防げない場合がある | 本当に行動が変わったかがわかりにくい | 運用や教育の準備に手間がかかる |
導入事例で見る 標的型メール訓練
当サイトの広告主の商品「情報漏えい防ぐくん」の公式サイトで公開されている事例を、要約して紹介します。
約3,800名への訓練を、時期をずらして分割配信
東急建設株式会社。一度に送ると訓練だと気づかれてしまうため、対象者をグループに分け、何回かに分けて配信する運用を配信代行で行っている事例です。
公式サイトの事例を読む ↗参照:情報漏えい防ぐくん 公式サイト「導入事例」(2026年9月確認)
こんなときは、この選び方









